芸西天文台の近くにあるという謎の池を探してみました。この池のことは関勉さんのホームページで初めて知ったのですが、まだ実際に見たことはありません。前回の一般公開のときに「あの池はどこにあるんですか」って聞くと、「この道の先にある」と関先生と岡村先生が同時に指をさした方向がこちら。
天文台の階段を上がって東の方角に、車が通った後があるものの草ぼうぼうの道があります。この季節は草は枯れているのでまだ歩きやすいので探検に行ってみることにしました。
よくこんな道を車が通れたなあと思うような道を登ると遠くの方が真っ暗になっていてトンネルがあるのかと思うような道がありました。昼間でも気持ち悪い感じです。
動物でも飛び出してくるんじゃないかと思ってそろりそろりと近づくと、中は思ったより明るく、竹林がありました。
道路から右を向くとこんな感じの竹林がずっと下の方まで続いています。竹林って面白いですねえ。草が生えてないんですよ。竹の枯れ葉で草が生えないのでしょうか。それともなにか草を拒絶するような成分が竹にはあるのでしょうか。地面に座って宴会でもできそうなほど平らなんです。私の実家の裏山にも竹林があるんですが、やはりこんな感じで地面は平坦で綺麗です。
この竹林を通り抜けると青い空が現れました。結構歩いたつもりなんですが、その池はまだ現れません。道が2通りに分かれていたのですが、池なので少し下にあるのだろうと思って小さな道を少し下に歩いてみました。
っと、そこに突然緑色の池が現れました。あった!思ったよりずっと大きいです。山の中のしかも高いところにこんな大きな池があったなんて。もし知らずに見つけたら結構感動すると思います。見た目は火山噴火の後にできた湖の雰囲気です。ダムのようにコンクリートで堰き止めている感じではありませんので自然にできたものでしょうか?
これだけの水を蓄えているわけですから、ここにそれなりの水が流れ込んでいるはずです。
もうここまで来たら林の中、藪の中を駆け巡ってでも調べるしかありません。さて、どうやってこの上流に行くか…..。そういえばここに来る途中に北側に登る道があったことを思い出しました。わだちができていて、よくこんな所を車が通ったなあと思うような道が北側に伸びていました。
その先にはなんと、昔、お城でもあったのかと思うような2段構造の平地がありまして、掘り起こせば遺跡でも出るんじゃないかと思うような不思議な場所に出ました。これは結構興味深いです。まあ、その話はいずれまたするとして….。
見つけました。池に流れ込んでいる谷です。この画像は下流を見ているところですが、上流方向もこんな感じです。
ここは結構山の上のはず。しかし、ここを水が流れていると言うことはまだかなり上流があるということです。
調査熱心と言われる私はさらにこの上流を目指し、水源地を調査してみようと思いました。
しかし、何も準備なしで探検して遭難でもしたら大変です。私の死はまさに世界の損失。世界中を悲しませるようなことをしてはいけないと思い、逸る気持ちをぐっと抑え、今日のところはここまでとしました。
書いているうちに盛り上がってしまい、画像を6枚も張ってしまいました。ダイヤルアップ回線で見てくださっている方には申し訳ないなあと、いつも思っているですが、どうしてもやめられません(笑)。
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静岡大学人工衛星STARSプロジェクトを技術面で応援しています。芸西天文台(高知県立芸西天文学習館)で天体観測。小惑星2個発見。一般公開では星空案内も。彗星軌道計算ソフトOrbitLife公開中。流星自動観測/ラズパイ/電子工作/2アマ/PENTAX/ドローン。MPC Obs Code D70.
2 comments for “芸西の謎の池をついに発見”