今日は関勉先生が冷却CCDカメラを使ってテスト撮影したいということだったので、その使い方を説明するために現地で合流する予定だったのですが、太陽が沈む直前になって突然全面曇りになってしまいました。昼間はすばらしい青空でも、夕方になると一気に雲が広がります。関先生から「曇ってきたのでちょっと様子をみましょう」という電話がかかってきたのですが、19時まで様子を見ていたら雲が薄くなってくる気配を感じたので芸西に行きました。
透明度が非常に悪いものの、雲はほとんどなくなってきたので、恒星追尾の精度テストをやりました。
少ししたら、外でガサガサ、ゴソゴソと音がしたので、「あっ、関さんが到着したかな」なんて思っていたのですが、中々ドームに入ってきません。個人観測所の方でなにか準備でもしているのかと思いながら望遠鏡の向きを変えていると、また外でゴリゴリって音がします。なんだろう?って思って望遠鏡を見上げると…..。
ドームのスリットの間を鳥が跳ね回っていました!
この鳥がドームを小突いてたんですね~。
まさか、望遠鏡の中に飛び込まないよな~と心配しながら眺めていたらすぐにどこかに飛び去りました。以前の60cm反射望遠鏡は主鏡と副鏡の間は大きな支柱(パイプ)で支えられていたので、なにかが飛び込むことは無いのですが、今度の70cm望遠鏡は金属の筒で全体が覆われています。この中に虫や鳥が飛び込むと取り出すことができません。
私が持っている20cmのシュミットカセグレン望遠鏡は先端に補正板がついていて、密閉された構造になっているので、望遠鏡の中に何かが飛び込むことはないのですが、この望遠鏡は先端が開放されているのでいろんなものが入りそうです。
この望遠鏡は常に真上を向いた状態で停止しているのですが、ドームのスリットを開けるときは望遠鏡のフタを閉じた状態で行っています。スリットを空けた瞬間に天井に乗っていたものが望遠鏡の中に落ちる不安があるんです。その後、少し傾けてからフタを開けるようにしています。
でも、本当に何かが飛び込んだら、どうやって取り出そうかな~。
ドームの上に鳥がいた
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静岡大学人工衛星STARSプロジェクトを技術面で応援しています。芸西天文台(高知県立芸西天文学習館)で天体観測。小惑星2個発見。一般公開では星空案内も。彗星軌道計算ソフトOrbitLife公開中。流星自動観測/ラズパイ/電子工作/2アマ/PENTAX/ドローン。MPC Obs Code D70.