夏の天文教室は大成功でした

 8月26日は芸西天文学習館(芸西天文台)の「夏の天文教室」を行いました。これは子供たちの夏休み期間中に3回~4回程度行われる少し時間の長い公開のひとつです。16時30分~21時まで行いました。講師は関勉講師、山口講師、大庭講師、私の4人でした。
 暑かったです。エアコンフル回転させても全然涼しくならないし…..。でも高台にあるので風はよく吹きます。窓を開けて風を通しながらの方が夏らしくて良いかも(?)。
 明るい時間帯の最初は関講師がお話をしました。その後はパソコンで星空解説を放映しました。この放映中に私は抜け出してドームに行き、望遠鏡を青空に輝く恒星に向けてピント合わせをしたり、昼間の火星を眺めたりしていました。望遠鏡を使えば昼間でも明るい恒星なら見えるんですよ。だいたい3.5等星までなら見えます。

関勉講師のお話を聞く

 夕方は雲が少し残っていたのですが、まだ明るいうちにドームに入ってもらい、昼間の恒星を見てもらいました。時々雲が隠すので、私が15cm屈折でモニターしながら、「はい!今雲から出ましたよ~」って案内しました。多くの人は昼間でも星が見られることに驚いたようです。
 夜はすばらしい星空に恵まれました。雲と間違えそうな夏の天の川を見ながら、星座をたどりました。


夏の大三角をたどる

 ドームの中では天の川の中の散開星団や球状星団など多くの天体を観望しました。M11(散開星団)はウケますねえ。定番です。中学生や高校生くらいだったらM57(惑星状星雲)や、M27(亜鈴状星雲)などを解説をしながら見てもらうのですが、小学生だとあまり面白くないだろうと思って、いつもはっきり見られる天体を選んでいます。このように来場者の様子に合わせてその場で選んでいるんです。また、時間に余裕があるときなら、来場者の希望の天体に向けて見ていただくこともできます(私が担当の日なら)。

 一般公開が終わった21時過ぎから、学習館の南西にある琴が浜で花火大会が行われました。私たち講師は後片付けなどしながら学習館から花火を眺めました。ちょっと遠いので迫力は無かったのですが、今年初めて見る花火は綺麗でした。花火が21時からというのは結構遅い時間ですね。これはこの付近が高知空港に着陸する航空機の空路になっているので、最終便が終わった後じゃないと打ち上げられないからだそうです。

琴が浜の花火(芸西天文学習館より)



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