関勉さんから「小惑星として発見された彗星があるので、暗いですが撮ってみて下さい」と言われました。いつもこんな大まかな指示が飛んできます(笑)。天体名もわからないし….(笑)。でも小惑星として発見されて後に彗星であることが判明した天体と、最初から彗星として発見された天体では名前の付け方が違うので簡単に調べられるのです。そういうことをお互い知った上での話しなので、入門者からすると、あんな説明でよくわかるなあと思うかもしれません。
そのC/2008 FK75 (Lemmon-Siding Spring)彗星はすでに西の方角の少し低い位置にあって、南国市や高知市の街明かりの影響を受ける位置にありました。透明度もあまり良くないので写らないだろうと思ったのですが、1分露出を3枚と3分露出を1枚撮ってみました。限界ギリギリでどうにか写っていました。光度は19等に近い18等級で、測定値はばらつきます。
この観測データは他の彗星のデータとともに小惑星センターに送信され、MPEC 2008-P23で公開されました。国内初観測かな(?)
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静岡大学人工衛星STARSプロジェクトを技術面で応援しています。芸西天文台(高知県立芸西天文学習館)で天体観測。小惑星2個発見。一般公開では星空案内も。彗星軌道計算ソフトOrbitLife公開中。流星自動観測/ラズパイ/電子工作/2アマ/PENTAX/ドローン。MPC Obs Code D70.