約10年ぶりに新品のパソコンを買いました。ヒューレットパッカードの2009年秋モデルの上位機種です。
私はWindows XPでも十分役に立っているので最新鋭の機種が特に必要だったわけではないです。しかし、現在売られているパソコンはすべてWindows Vistaなので、知人がそれを買うわけです。買うのはよいのですが、セットアップをやってほしいとか、パソコン教室やってほしいとか、いろいろ技術的なことを聞かれるわけです。やはり自分で使わないと深いことは教えられないし、10月10日にはWindows 7が発売されるということもあって、これを機会に思い切って買い換えました。
買ったパソコン
メモリーはなんと9GBも搭載しました。Windows Vistaは2GBあれば快適に動作しますが、どうせ買い換えるのならVMWareなどを使ってWindows XPやLinux、FreeBSDなども同時に動かし、いろいろな技術的実験をやりたくなったのです。そうなるとやはり9GBは欲しいということで….。ところが、Windows
Vistaの32ビット版だと最大メモリーが4GBなんです。どうしても4GBを超えるメモリーを搭載したかったので、しかたなく高価なWindows
Vista Ultimateの64ビット版にしました。CPUはちょっと見栄を張ってIntel Core i7にしました。i7としては一番速度の遅いものですが、コアが4つあってそれぞれハイパースレッディングで動作するので私の用途としては十分すぎる性能です。グラフィックボードはNVIDIAR
GeForceR GT220を選択しました。これまで使っていたものとは比べようもないほどのものです。いつかフライトシミュレータを最高画質モードで遊びたいと思っていたので楽しみです。
Windows Vista Ultimateのログイン画面
ハードディスクですが、多くのソフトやデータを入れるので、もし壊れたら復旧させるのに10日は格闘しなければなりません。それは避けたいので、1.5TBのRAID
1(ミラーリング)構成にしました。このところのディスク容量の増大で、壊れたときの復旧に関心が高いためでしょう、RAID構成が選択できるパソコンが増えてきましたね。しかも非常に安価です。RAID
1(ミラーリング)というのは、ディスクを2個装備して、常に2台に同じデータを書き込むのです。もし片方が壊れてしまっても、正常な方だけで動作します。壊れた方を交換すると、自動的に正常な方から交換した新しいディスクにコピーされます。このコピー中でもパソコンを停止させることなく、通常に使うことができます。このような技術は、停止させることが許されないサーバー機では一般的でしたが、個人用途のデスクトップ機でも安価に使えるようになったのは非常にうれしいことです。私のようなサーバー管理者は常日頃RAIDのありがたさは身に染みているので、迷わずRAID仕様を選択しました。
机の上とPC
何十種類のソフトをインストールして、使えるように環境設定し、動作試験するのに10日ほど大格闘しました。残念なのは、エプソンのイメージスキャナー(GT-8200UF)はまだVistaの32ビットにしか対応してくれないので、この64ビット版のVistaでは使えなくなったことです。どうしてくれるエプソンさん。
結構32ビット版にしか対応してない機器が多いので、今買おうとしている人はそのへんのことも十分調査して購入しましょう。
さて、これから本格的に使います。楽しみ楽しみ(笑)。
値段は、13万7千円でした。数年前だったら500万円くらいしたと思います。
ちなみに、Windows 7への無料アップグレード権利付です。
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静岡大学人工衛星STARSプロジェクトを技術面で応援しています。芸西天文台(高知県立芸西天文学習館)で天体観測。小惑星2個発見。一般公開では星空案内も。彗星軌道計算ソフトOrbitLife公開中。流星自動観測/ラズパイ/電子工作/2アマ/PENTAX/ドローン。MPC Obs Code D70.