11月17日にはいっかくじゅう座の特異変光星の話をしましたが、今日もいっかくじゅう座にある天体です。ハッブルの変光星雲の名前がついている反射星雲です。この天体は濃いガスの集まりですが、その形が微妙に変化することから、変光星雲といわれています。
変光星雲と呼ばれている天体はそんなに多くはないと思います。おうし座にあるハインドの変光星雲は良く知られていますね。あとは、2004年2月19日に書いたM78星雲の南に突然現れた変光星雲などがあります。そういえば、この変光星雲、今はどうなったのでしょうか?あれ以来撮影していませんが….。
変光星雲は適当な間隔で観測して、その変化の様子を眺めるのも楽しそうですね。っと思っていたら、海外のサイトですが、ハッブルの変光星雲を167日間に渡って撮影し、アニメーションを作成したサイトがありました。このアニメーションを見ていると、下にある恒星(いっかくじゅう座R星)からガスが噴出して変化しているように見えますが、これだけの巨大な星雲が軽快に形を変えることはありえないので、やはりR星の明るさが変化することで周辺の星雲の見え方が変わるというのが正しいのでしょう。
200mmの望遠レンズで撮影すると彗星に見えます(2002年2月14日のひとりごと)。
NGC 2261 ハッブルの変光星雲
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静岡大学人工衛星STARSプロジェクトを技術面で応援しています。芸西天文台(高知県立芸西天文学習館)で天体観測。小惑星2個発見。一般公開では星空案内も。彗星軌道計算ソフトOrbitLife公開中。流星自動観測/ラズパイ/電子工作/2アマ/PENTAX/ドローン。MPC Obs Code D70.