天体の軌道を計算すると小惑星の軌道なのに、姿はどうみても彗星だという天体が発見されました。
彗星なら頭の部分に明るい核が観測できるのですが、この天体には核が確認できません。
小惑星(岩石や金属の塊)に何かが衝突して、その破片が飛び散って彗星状に見えているのか?
それとも、非常に小さな彗星が、長年の間に表面が薄くなって破壊し、内容物(氷やダスト成分)が放出し始めたのか?
もし彗星ならば、どのような過程で小惑星のような軌道に落ち着いたのか?
多くの謎を投げかけてくれる天体です。
芸西天文台でも今後追跡観測をする予定です。
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静岡大学人工衛星STARSプロジェクトを技術面で応援しています。芸西天文台(高知県立芸西天文学習館)で天体観測。小惑星2個発見。一般公開では星空案内も。彗星軌道計算ソフトOrbitLife公開中。流星自動観測/ラズパイ/電子工作/2アマ/PENTAX/ドローン。MPC Obs Code D70.