7月30日~31日にかけて塩塚高原キャンプ場に星見に行ってきました。
毎年1~2回、川之江天文クラブの人たちと、塩塚高原や天狗高原などに行くのですが、今回は愛媛星空キャラバン隊の竹尾さんたち3名も加わっての開催でした(というか、キャラバン隊の主催?)。
19時過ぎに到着すると、もうすでに望遠鏡が組み立てられていて、準備が進行中でした。私は双眼鏡でお手軽に観望するつもりだったので、ほぼ手ぶらです。
向こうが私たちが宿泊した建物
愛媛星空キャラバン隊の竹尾さん制作の看板。
愛媛星空キャラバン隊の看板
屈折望遠鏡4台、シュミットカセグレン望遠鏡1台、三脚付き双眼鏡1台、ドブソニアン望遠鏡1台という、40人規模の観望会でも楽にこなせそうな装備です。
組み立て中の望遠鏡
川之江天文クラブの久保さんが、またまた変な工作ものを持ってきました。移動式ピラーに載った望遠鏡です。お手軽に場所を移動させながら見られるように、ピラーに車輪が付いています。普通、車輪を付けて移動なんかさせると極軸が狂って追尾が正確にできなくなるので、そんなことはしないのですが、おかまいなしです(笑)。極軸を合わせも意味がないので赤道儀にバッテリもつけず、微動つまみを回しながらの手動追尾です。金属加工や溶接はプロなので、なんでも作れるんですねえ。
久保さんの望遠鏡
(左の方はキャラバン隊の某氏)
暗くなるまでに腹ごしらえです。手前が私たちのグループ。向こうで美味しそうな香りを立ち昇らせている男女大勢は大学生のグループでしょうか?
こちらは男ばかり6人で暗~い…。ちがうちがう。虫が来るので蛍光灯を付けてなかっただけです。いつも来る貴重な女性メンバー1人は、夏祭りの踊りに動員されてしまったとかで、いませんでした。残念。
食事中(塩塚高原キャンプ場)
暗くなっても、うす雲が多い状態が続きました。21時ころ宿泊客の人たちがワイワイとやってきて、星見会をしましたが、どうにか土星が見られました。初めて望遠鏡を見る人ばかりで、雲に隠されながらの観望でしたが、土星の輪にみなさん感動してくれました。
一般の人たちが宿舎に帰ってからはさらに雲が多くなり、晴れる雰囲気が少なくなったので、望遠鏡を片づけて飲み会にしました。
建物に入った直後くらいに、なにやらバリバリと騒がしくなり、何事かな?と思ったら強烈な雨が降ってきました。望遠鏡間一髪でした。
飲み会に変更
パソコンで東北の大地震で被害を受けた天文台の取材動画を見せてもらったり、メンバーが撮像した天体画像を見せてもらったりしながら楽しく過ごしました。
深夜1時を過ぎたくらいに全員で外に出てみましたが、時々すーっと雲が無くなり、たくさんの星が見えたと思ったら、2分も経たないうちに全天曇りになったりの繰り返しで、望遠鏡を向ける時間すらない状況です。
どうも星の方は盛り上がらないので、2時にみんな寝ました。
私は自分の車の荷台がベッドになっているので、空を眺めながらそちらで寝ましたが、結局朝まで星空が出ることはありませんでした。
午前2時就寝
せめて、早朝の雲海でも写そうと思っていましたが、珍しく雲海すら発生しませんでした。
少し下にあるキャンプ場
7月31日朝(残念ながら雲海発生せず)
ということで、星空はほとんど見えませんでしたが、その分、コミュニケーションはできました。来年の金環日食の作戦や段取りも話し合いました。私は芸西天文台でいろいろかかわることになると思います。
今回はちょっと残念な結果だったので、また近いうちにどこかで星見会をやりたいと思います。
高知県ランキング
上のバナーをポチッと押していただくと著者が元気になりますのでよろしくお願いします。
静岡大学人工衛星STARSプロジェクトを技術面で応援しています。芸西天文台(高知県立芸西天文学習館)で天体観測。小惑星2個発見。一般公開では星空案内も。彗星軌道計算ソフトOrbitLife公開中。流星自動観測/ラズパイ/電子工作/2アマ/PENTAX/ドローン。MPC Obs Code D70.
2 comments for “塩塚高原に星見に行ってきました”