8月6日から7日朝にかけて徹夜でファン・ネス彗星を観測したことはすでに書きましたが、その観測終了直前に明け方の木星を眼視観望しました。
下の惑星の軌道図をご覧ください。
8月12日現在の位置ですが、惑星はどれも左回転(時計の針と逆)に回っていますので、遠くの木星を地球が内側から追い抜く感じで移動していきます。現在地球はどんどん木星との距離を詰めている最中なので、今後徐々に木星が大きく明るく見られるようになります。
惑星の軌道図
下は明け方高く昇ってきたところを眼視観望装置(310倍)にポータブルデジカメで手持ち撮影したものです。
芸西としては大気がかなり安定していて、なかなか素晴らしい木星が見られました。眼視では非常に細かい模様まで見られて感激しましたが、ビデオに撮るとピントがうまく合わないのか(?)ちょっとざらざらでぼやけた感じになってしまいました。それでも、時々5本の模様が見られると思います。
芸西天文学習館の一般公開で観望できるのは10月に入ってからとなります。
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静岡大学人工衛星STARSプロジェクトを技術面で応援しています。芸西天文台(高知県立芸西天文学習館)で天体観測。小惑星2個発見。一般公開では星空案内も。彗星軌道計算ソフトOrbitLife公開中。流星自動観測/ラズパイ/電子工作/2アマ/PENTAX/ドローン。MPC Obs Code D70.
3 comments for “早朝のすばらしい木星の動画”