国際的にも有名な彗星発見者でアマチュア天文家の関勉さん=東亜天文学会会長(いまさら私のHPで紹介する必要もないか…)のホームページは、関さんのほかに3人のスタッフで作成しています。
その一人である、加藤英司さんから下の様なメールが届きました。
英語版トップぺージのアップデートご苦労様です。
日本列島は猛暑が続いているようですが、体調にはくれぐれもお気をつけ下さい。
こちら、日中は春の気配を感じますが、朝晩は冷え込んで、まだ氷点下になります。春が待ち遠しいです。しもやけもそろそろ症状が軽くなってきました。やはり春が近いのでしょうね。亜熱帯のブリスベンに住んでいた頃は、しもやけのことなどは忘れていたのですが、こちらへ引越ししてからは、何十年ぶりかのしもやけを経験しています。
現在、夜の10時半ですが、気温は3.9度、湿度71%、天気は快晴です。日本の皆さんには申し訳ないような天気ですが。。。
こちら高知市平野部は夜10時でも28度を超すような天気が続いていますが、3.9度だというのです。高知県平野部では真冬の一番寒い頃がその程度の気温ですが、加藤さんはいったいどちらにお住まいだと思いますか?
実はオーストラリアのクイーンズランドなんです。南半球の日本とほぼ同じ程度の南緯ですから、日本とは正反対の季節になります。位置は下の画像をご覧ください。
3点中継図
こちら日本が、
「暑い暑い、倒れそうだ~」っと言っているときに、
「こちら毎日、寒い日が続いています。今朝は、氷点下9度、今年の最低気温です。それでも、日中は、暖かく小春日和と、寒暖の差が極端です。….」のように、メールが届きますし、日本が寒いときは、逆に「異常な暑さで、近くでは鳥が空から落ちてきたそうです….」という具合です。
加藤さんからは、関さんのHPの英訳が届くのですが、インターネットのおかげでまったく距離を感じることはありません。しかし、時々知らされる近況を読むと、やっぱり遠いのだなあと感じます。
地球に季節があるのは地球が公転面に対して、約23.4度傾いている(年々徐々に変化します)ことが原因です。
地球儀を傾けてじっと眺めていると、この傾きがいろいろな国の文化を作っているのだなあと思えてきます。そして宇宙の緩やかなリズムの中で適応しながら生きているのだとわかってきます。
宇宙のリズムに抵抗することはできないのでしょうね。
宇宙は偉大です。
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静岡大学人工衛星STARSプロジェクトを技術面で応援しています。芸西天文台(高知県立芸西天文学習館)で天体観測。小惑星2個発見。一般公開では星空案内も。彗星軌道計算ソフトOrbitLife公開中。流星自動観測/ラズパイ/電子工作/2アマ/PENTAX/ドローン。MPC Obs Code D70.
2 comments for “この暑いのに、寒いって言うメールが来た ^o^”