9月28日に、いるか座の明るい二重星を撮影してみました。いるか座は下の星図のような位置にあり、10月上旬の頃だと、20時に南の一番高い位置に昇ります。1月~2月は太陽の方向や低空にあったりで肉眼では見られませんが、その他の季節には見られます。
いるか座と周辺の星座
今回写した二重星はγ星(ガンマ星)で、下の星図のように覚えやすい位置にあります。
いるか座γ星の位置
芸西天文学習館(芸西天文台)の眼視観望装置に310倍の拡大撮影アダプタを取り付けてデジカメで撮ってみました。色収差は画像処理によって補正してあります。カラーバランスはウェッブサイトに掲載されている画像を参考に、左の星がオレンジ色に、右の星が青色になるように少しだけ調整してみました。
いるか座γ星(二重星)
眼視ではどのように見られるか書こうと思いましたが、印象に残っていません。 ^_^; 冷却CCDカメラで観測するときのピント合わせには時々使ったりしますが、眼視では意外と見たことがないかもしれません。
距離は100光年(946兆キロメートル)と言われているので太陽系のすぐお隣の星と言えます。
眺めるときは明治時代の終わりころの姿を見ているのだと思うと興味深いでしょう。
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静岡大学人工衛星STARSプロジェクトを技術面で応援しています。芸西天文台(高知県立芸西天文学習館)で天体観測。小惑星2個発見。一般公開では星空案内も。彗星軌道計算ソフトOrbitLife公開中。流星自動観測/ラズパイ/電子工作/2アマ/PENTAX/ドローン。MPC Obs Code D70.