久万高原天文台で星見会をしました(1)

 9月24日は愛媛星空キャラバン隊、四国天文協会愛媛県支部、川之江天文クラブその他、主に四国の星空愛好家らが久万高原天体観測館に集まりました。高知県側からは無所属の私1人だったと思います。
 ちょっと予定より遅くなって18時20分ころ到着しました。
 下は到着直後の天文館の風景です。
 お天気はこれまでの曇りを一気に吹き飛ばしたような快晴でした。


日没直後の久万高原天体観測館

 まずは、私を呼んでくれた川之江の久保さんたちにご挨拶。私が山に星を見に行くのは久保さんからのお誘いの時が多いです。その後暗い中でテント張りをお手伝い。
 うす明るいうちからドームが開いていて、動いていましたので、一般の人に星を見せていたのだと思います。私たちの観望会は20時ころと知らされていたのでそれまで双眼鏡や星仲間の望遠鏡で観望しました。
 空は快晴。雲ひとつないです。全面素晴らしい星空で、雲と見間違うほどの天の川がありました。双眼鏡で天の川の中を見ると彗星かと思うような多くの散光星雲が見られました。また、西予市のIさんが小型の望遠鏡を出していたので、ギャラッド彗星を見せてもらいました。天の川の中にあって、小さな恒星がぐちゃぐちゃっと寄り集まっている中に、なにかぼ~っとしたものがあるなあという感じでした。7等~8等の彗星を小型望遠鏡で見るのはなかなか訓練が必要ですね。
 20時、やっと時間が来てドームの中へ….。


天文台の入り口

 入り口を左に入るとドームへの階段があります。。


ドームの中での観望会の様子

 すでに観望会が始まっていました。天文台の施設には前に2回ほど来たことがありますが、ドームで観望するのは初めてのことでたのしみでした。
 見た天体は、ギャラッド彗星、M13球状星団、M57惑星状星雲、M20散光星雲、M11散開星団、M31アンドロメダ大星雲、アンドロメダγ星(二重星)、超低空の木星、海王星、NGC
7789散開星団でした。
 解説しているのが中村彰正さんかなあ?なんて思いながら順番に観望しましたが、途中で主催者の竹尾さんが私のことを紹介してしてくださいました(竹尾さんありがとうございました)。
 中村彰正さんは多くの小惑星を発見していますし、彗星の観測でも多くの実績があり、広く知られた人ですが、これまでなかなかお話をする機会がありませんでした。今回はお話の機会を頂き、本当に良かったです。
 また、十年ほど前に天体のホームページで知り合い、何度かメールでやり取りさせていただいた愛媛県のKさんとは思わぬ初対面。竹尾さんから紹介されたときは一瞬キョトンとしてしまいました(嬉しい想定外でしたので大変失礼しました)。

 ドーム内での観望会の後は冷えた体を温めようと、久保さん達が張ったテントにお邪魔しました。寒いので定番のカップラーメンです。テントの中でしばらく歓談。


テントの中(久保さんとIちゃん)

 その後初めてお会いする人たちが集結している所に移動し、記念写真と歓談。その後はそれぞれのグループに分かれて各自が望遠鏡などを設置している場所に分散していきました。
 私は自分の車の荷台をベッドにして眠りました。時々目を覚まして星を見ていたのですが、3時くらいになるとだんだん星が見えづらくなり、ついには霧に覆われてしまいました。たぶん、上空から見たとすると雲海の中に入ったのだと思います。明るくなるまでずっと霧の中でした。
 太陽が出たころから皆さん徐々に帰り始めましたが、私たちはしばらくテントの中で歓談していました。すると、そこに見知らぬ方がたずねて来られました。そこからまた話が盛り上がるのですが、長くなるのでいずれまた。

(つづく)



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