この季節、20時ころに南中する星座に『ろ座』という暗い星ばかりの星座があります。赤緯がマイナス30度と南に低い星座ですが、そこに光度が約10等で視直径が9.3’という結構大きな銀河があるので写してみました。
NASA/JPLの画像を真似して銀河中心部のクローズアップも写してみました。芸西の画像からもふたつの銀河が合体してひとつになろうとしているのだろうなと思わせますし、銀河が活発に活動していることがわかります。こういう銀河では超新星爆発がおこることがあるので、いちおうチェックしてみましたが特に怪しい光はありませんでした。過去に3個ほど超新星が発見されているらしいです。
なお、銀河全体の画像は3×3ビニングの3分露出で、銀河中心部はノービニングの3分露出です。
NGC 1097(ろ座の銀河) 芸西天文学習館 70cm反射望遠鏡
NGC 1097 Copyright (C) NASA/JPL
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静岡大学人工衛星STARSプロジェクトを技術面で応援しています。芸西天文台(高知県立芸西天文学習館)で天体観測。小惑星2個発見。一般公開では星空案内も。彗星軌道計算ソフトOrbitLife公開中。流星自動観測/ラズパイ/電子工作/2アマ/PENTAX/ドローン。MPC Obs Code D70.
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