2月19日から20日朝にかけて徹夜観測したので、明け方に空高い、おとめ座にある土星を写してみました。
土星のすぐ近くにたくさんの星が写っていたので、衛星かもしれないと思って調べてみました。画像はわずか1秒露出(ビニングなし)ですが、土星と輪は大幅な露出オーバーで、それが土星だということが分からないありさまです。衛星は6個確認できました。もう2つ明るいのがあるはずですが、輪のすぐ周辺にあって、明るい光芒に埋もれてしまっています。
土星と衛星
土星と衛星の明るさの差が大きすぎるので、土星を綺麗に写し、さらに衛星も写すということはなかなか難しいです。
試しに、土星を1/10秒で写してみました。これでも土星本体は露出オーバーになるほどですが、すぐ近くにあるはずの衛星は暗くて写っていません。
土星
70cm反射望遠鏡 + CCD
約1/10秒露出
せっかくの機会なので、土星を綺麗に写したかったのですが、冷却CCDカメラだと露出時間が最短で0.12秒までしかできず、上の様な露出オーバーの画像しか得られませんでした。
Nikon D700を使えば、十分速いシャッターが切れるので、春または夏になって、大気が安定してきたら拡大撮影で狙ってみます。
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静岡大学人工衛星STARSプロジェクトを技術面で応援しています。芸西天文台(高知県立芸西天文学習館)で天体観測。小惑星2個発見。一般公開では星空案内も。彗星軌道計算ソフトOrbitLife公開中。流星自動観測/ラズパイ/電子工作/2アマ/PENTAX/ドローン。MPC Obs Code D70.
2 comments for “土星の衛星を写してみました”