芸西天文台の桜が満開でした

　4月1日は月が明るくて彗星の観測はできないので、惑星の撮影をしようと芸西天文台に行きました。
　天文台の駐車場には車が満杯で、花見の人がたくさんいて音楽をかけたり歌ったりで賑やかでした。天文台の駐車場にはたくさんの桜があるのです。そして、そのすぐ下には桜ヶ丘公園という広場があってさらに多くの桜があります。
　楽しそうだなあなんて、横目で見ながら天文台に入り、一般公開に割り込むような感じで金星の写真と動画を少し撮りました（この日は特別な一般公開が入っていたらしく、私は知らなかった）。月面に望遠鏡を向けたところで参加者が講義室からドーム前に移動してきました。解説のお手伝いをしようかなと思っていたところに携帯電話が鳴りました。
　「わ～～っ、すっごいです～」。
　「きゃ～っ、きれい～～～」。
すっごいハイテンションの声が聞こえてきました。
なにやらむちゃくちゃ騒ぎながらバタバタとそこらへんを走り回っている雰囲気です。
　はて？この宇宙女史(!)はどこで何を見て1人で大騒ぎしているんだろうと思ったら、天文台の下の桜を見ていると言います。
 　花見で満杯の駐車場で騒いでるのかなと思って駆けつけたのですが、そこにはおらず、下の桜ヶ丘公園に、三脚に立派なカメラを乗せて歩き回っている女史がいました。
　桜の季節になるとちょうちんが灯され幻想的な雰囲気になるのです。
　花見で盛り上がっている数人の若者がいて、時々焼き肉の煙が星座を隠すのですが、かまわず写真を撮りまくっていました。
私もさっそく撮影に参加です。

桜ヶ丘公園（芸西天文台の下）
ちょうちんに照らされて幻想的な雰囲気

桜と雲と半月と

　こちらの桜はもう終わりかけているのかと思ったら、花と葉が同時に出る品種があるらしいです（桜女史談）。桜の色と深い緑のバランスが美しいです。

　今夜は桜が満開で、大きな月もちょうどよい位置にあって、花見酒、月見酒でしたね。

　結局22時30分まで2時間近くも撮影しました。
　ドームに戻った時には一般公開は終了していたので、火星や土星、球状星団等の明るい天体を観望しました。
　次に天文台に行くときはもう桜は散っているでしょう。
　早く散るからより美しく感じるのでしょうか。

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