通称カミソリマクロが届きました

 一眼デジカメを入手以来いろいろ撮っているわけですが、マクロ機能付きのズームレンズの画質よりも、もっと良いものを撮りたくなってきたので探していたところ、SIGMA MACRO 70mm F2.8 EX DGという単焦点マクロレンズを見つけました。『カミソリマクロ』と呼ばれていて、使っている人の評価がきわめて高かったので、私も使ってみることにしました。
 到着した日の昼休みにさっそく近くの公園で撮ってみました。
 以下掲載の写真の多くはクリックすると少し大きな画像が表示されます。

 タンポポのしべがくるりんとなっているところを息を止めて何枚も撮っていたら、いきなりヒメヒラタアプが飛び込んできました。このアブは全長が1cmくらいしかないのですが、図鑑の写真以上に詳細に撮れました。原寸大の画像で見ると複眼であることが判別できます(以下の画像はトリミングとサイズの縮小以外の画像処理は行っていません)。


タンポポにとまったヒメヒラタアブ
PENTAX K-5 Silver
SIGMA MACRO 70mm F2.8 EX DG

 すごく小さなクモがいたので撮ってみました。開放で近づいて撮ったのでピント合わせが非常に難しかったです。ここまで近づくと、背景に何があっても、まるでスタジオで撮ったようになります。


クモ
PENTAX K-5 Silver
SIGMA MACRO 70mm F2.8 EX DG

 近くにあった桜の木を根元から舐めるように眺めていたら、突然目の前に動くものが現れたのでギクッとしてしまいました。名前がわからないのですが、ゆっくりゆっくり動く虫です。こんなスローモーションでよく餌が捕れるなあとおもうほどでした。おかげでピントを胴体に合わせたり、頭に合わせたりと練習が十分できました。


調べたけど名前がわからない虫
PENTAX K-5 Silver
SIGMA MACRO 70mm F2.8 EX DG

 さらに桜の木を舐めまわしていたところ、ゴミのようなものが木を登っていました。アリが何かを咥えて歩いているのだろうと思ったのですが、違っていて、背中に何かをくっつけた牙を持つアリジゴクみたいな小さな虫でした。ピントがいまひとつです。なかなか難しいですね。


小さな虫
PENTAX K-5 Silver
SIGMA MACRO 70mm F2.8 EX DG

 さらにしつこく桜の木を眺めていたら裂け目があってその中にアリが巣を作って出入りしていたので、その様子を撮っていたのですが、その中に何か動く黒い物体を発見しました。はて?ゴキブリ?


桜の木の裂け目にいるアリと昆虫
PENTAX K-5 Silver
SIGMA MACRO 70mm F2.8 EX DG

 フラッシュを使って撮影してみました。
 クワガタムシです!! 
 自然の中でクワガタムシを見つけたのは小学生の時に自宅の裏山で発見して以来のことで、快挙です!


クワガタムシ
PENTAX K-5 Silver
SIGMA MACRO 70mm F2.8 EX DG

 このクワガタムシ、アリの巣があるところにいるのですが、これは共存しているのでしょうか?アリはクワガタムシにたかっていろいろやっているのですが、クワガタムシはべつに動じる様子もなくじっとしています。弱っているわけでもなさそうです。クワガタムシはここが居心地が良いのでしょうが、アリにとっては邪魔くさいのであっちいけと言っているのでしょうね。なかなか興味深くネイチャーな写真が撮れました。


クワガタムシとアリの共存(?)
PENTAX K-5 Silver
SIGMA MACRO 70mm F2.8 EX DG

 仕事が終わってからさらに別の場所に撮りに行きました(非常に熱心です)。
 ダンゴムシのアップです。なんか、宮崎駿氏のアニメに出てきそうな虫ですね。


ダンゴムシ
PENTAX K-5 Silver
SIGMA MACRO 70mm F2.8 EX DG

 ということで、カミソリマクロの初日でしたが、評判通り、非常に素晴らしいレンズです。妥協しない画質の追及を感じます。そのぶん当然ですが、ピントを完璧に合わせ、ブレを完全に抑えないとその性能は発揮されません。真剣勝負のレンズです。

 撮影対象に近寄りにくい場合はこれまで通り中望遠ズームマクロを使うことになりますが、近寄ることができる場合はこのマクロを使うことになると思います。撮影が一層楽しくなってきました。



高知県ランキング
上のバナーをポチッと押していただくと著者が元気になりますのでよろしくお願いします。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です