今夜は月齢7の月があったのですが、その明るい部分と暗い部分の境目にXの文字が浮かび上がるというので眺めてみました。これは『月面X』と呼ばれています。
芸西天文台(1時間以上かかる)に行こうか、自分の機材(20cm F10シュミットカセグレン望遠鏡)を近くに設置して眺めようかと考えているうちに時間が経過し、結局職場から20分程度の場所にある牧野植物園の駐車場(五台山)に行って観望しました。
19時前後という情報だったので時間がなく、極軸合わせも適当に設置し(というか、まだ明るいので北極星は見えない)、赤道儀の電源を接続する暇もなく、とにかく望遠鏡を搭載して探しました。
簡単に見つかりました。Xの文字。
雲が通過していたので、赤道儀は動いてないにもかかわらずとにかく撮影しました。
月面X
20cm F10 SCT + ポータブルデジカメでコリメート撮影
2012年8月24日 19時19分
1枚撮って落ち着きましたので、赤道儀の電源をつなぎ追尾を開始しました。
上の画像をよく眺めてみると、もしかしたら20時ころがもっと綺麗にXの字になっていたのかもしれません。といっても、その頃はうす雲に覆われてしまったのですが。
そのXの文字ですが、どこらへんにあるのかというと、下の画像の赤い丸の付近です。
月面Xのおおまかな位置
月齢6.8の頃、月の日向と日陰の境界付近になるので、上の図を参考にその付近を探すと楽に見つけられると思います。次にみられるのは11月だそうです。
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静岡大学人工衛星STARSプロジェクトを技術面で応援しています。芸西天文台(高知県立芸西天文学習館)で天体観測。小惑星2個発見。一般公開では星空案内も。彗星軌道計算ソフトOrbitLife公開中。流星自動観測/ラズパイ/電子工作/2アマ/PENTAX/ドローン。MPC Obs Code D70.
2 comments for “月面Xを撮影しました”