すばらしいトンボの飛翔

 5月31日(日曜日)も5時に起床して新しいブログのデザインをやっていましたが、16時になってやっと完成の域になったことと、疲れたので気分転換に外出しました。行先は日下川調整池(高知県高岡郡日高村)です。このところここばっかり行ってます。
 青空は多く見えていたのですが、天頂より西側は雲が多く、直射日光が当たらないので涼しい風が吹きとても気持ちの良い天気でした。


日下川調整池


 ここはトンボが生育する環境を保つための活動がされていて、多くのトンボを見ることができます。


日下川調整池のシオカラトンボ
2015年5月31日撮影


 たくさんのトンボが周りにいたので飛翔の撮影に挑戦してみました。最初は飛び回っている所をマニュアルフォーカスで撮ろうとしましたが、ピントが合うはずがありません。すぐに車酔いした感じになり気分が悪くなったので、固定撮影に切り替えました。私はファインダーを眺めていると酔ってしまうのです。とくに風が吹く中で花をマクロ撮影なんかしていると3分くらいで気分悪くなります。ファインダーの中でゆらゆらされるともうダメなんですよねえ。
 トンボの固定撮影は簡単です。トンボって飛び立っても、5秒もすると元の場所に戻って来る性質があるのです。この性質を利用して待ち伏せ撮影を行いました。
 まず1枚目。ちょっと焦り気味でしょうか。トンボの頭しか写っていません。


PENTAX K-5 Silver
TAMRON AF 70-300mm F4-5.6 Di LD MACRO 1:2
F5.6, 1/4000秒 ISO-6400


 トンボは空気抵抗を少なくするために、足を体にくっつけるようにして飛んでいるのですね。とまりたい草に向かって一直線です。


PENTAX K-5 Silver
TAMRON AF 70-300mm F4-5.6 Di LD MACRO 1:2
F5.6, 1/4000秒 ISO-6400


 足を延ばし着陸態勢に入りました。自分の位置と、とまりたい草の先の位置関係を極めて高速に微分計算し、3次元座標上での適切な加速度を把握しているのですね。


PENTAX K-5 Silver
TAMRON AF 70-300mm F4-5.6 Di LD MACRO 1:2
F5.6, 1/4000秒 ISO-6400


 (はね)を前後にも動かして逆噴射をしているようにも見えます。前方に進む体を停止させるために、かかとの突起のある部分でガッチリつかんでいます。


PENTAX K-5 Silver
TAMRON AF 70-300mm F4-5.6 Di LD MACRO 1:2
F5.6, 1/4000秒 ISO-6400


 体が安定するにしたがって足の先で草を包むようにとまりました。
 みごとです!!
 いや~~、感動しました。


PENTAX K-5 Silver
TAMRON AF 70-300mm F4-5.6 Di LD MACRO 1:2
F5.6, 1/4000秒 ISO-6400


 こんな小さなトンボにも、私たち人間が人工的に未だ到達することのできない究極のメカニズムが無数に備わっていることを実感しました。



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1 comment for “すばらしいトンボの飛翔

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