人工衛星って本当にたくさん飛んでますね。
下の画像はリニア彗星(P/2002 T5)を撮像したのですが、画像を切り裂くような白い線が写ったので一瞬CCDが壊れたかと思いました。もちろんこれは人工衛星が通過した光跡です。良く見ると点線に見えます。これは人工衛星が高速で回転しているか、人工衛星を覆っているパネルに角度がついているためでしょう。光跡が左右に振れているのは大気の乱れや望遠鏡内部の気流の乱れによる現象でしょう。一晩中撮影しつづけると1枚くらいはこんな風に人工衛星が飛び込んできます。この画像って1400mmの焦点距離に小さなCCDチップで撮っているので、横幅は角度の16’くらいです。学校で使った分度器の最小目盛りのさらに4分の1くらいの大変狭い範囲を撮っているのにタイミング良く(悪く)飛び込んでくるので、それだけ人工衛星がたくさん飛行していると言うことですね。
人工衛星通過
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静岡大学人工衛星STARSプロジェクトを技術面で応援しています。芸西天文台(高知県立芸西天文学習館)で天体観測。小惑星2個発見。一般公開では星空案内も。彗星軌道計算ソフトOrbitLife公開中。流星自動観測/ラズパイ/電子工作/2アマ/PENTAX/ドローン。MPC Obs Code D70.