触覚銀河を撮像してみました

 あの有名なコメットハンター・ブラッドフィールドさんがついに18個目の彗星C/2004 F4(Bradfield)を発見。現在太陽方向にあり観測できませんが、4月20日頃になると明け方の東の空低空に明るく観測できそうです。3月23日の発見時は8等と望遠鏡がないと見えない明るさでしたが、4月12日の観測では3等級という、肉眼でも見られるような明るさになっています。
 ちょうどそのころにはリニア彗星も同じ方向に明るく輝いているはずです。ブラッドフィールド彗星の軌道は、まだ非常にあいまいな暫定放物線軌道でしか計算できませんが、どんな軌道なのか楽しみです。
 発見は3月23日に行われたのですが、国際中央局から第1報が届いたのは昨夜の21時27分頃でした。天気が悪くて他の観測者が行う”確認観測”に時間を要したようです。もう少し早く公開されたらたくさんの観測者が追跡できたのですが。ただ、誤報も多いのでそう簡単には公表できない事情もありますけど……。

 下の画像は全く関係ないですが、触角銀河です。二つの巨大な星雲が衝突した後離れつつあるところです。低空と黄砂でひどい画像ですが、左のほうに伸びる2本の触角(星雲からちぎれた恒星の集団)がわずかに写っています。宇宙の営みは想像を絶するものがあります。


NGC 4038, NGC 4039(触角銀河)
1分露出
20cm f/6.3(1240mm) + BITRAN BT-10



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