7月4日14時56分ころ、NASA(アメリカ航空宇宙局)などが6年の歳月をかけて取り組んだ斬新な観測計画、ディープインパクト(国立天文台による案内)が成功しました。この様子はNASA TVでライブ放送されました。衝突の2分前ころからアクセスが集中したのでしょう、画面は静止画状態となってしまいましたが、衝突の直前にクレータのある月のような画像を2コマほど見ることができました。次に画面が動いたのは数分後のことでしたが、明るい表情の管制官や、めがねの内のまぶたに手を触れる管制官を見て、成功したなと思いました。
次に気になるのが、彗星の変化です。
ついに彗星観測者(自称)である私の出番です!
…..。
うーーん……。
さすがに、稲光を伴ったこの大雨の中では”一瞬のチャンスを逃さないように”という気力すらわきません。沖縄地方の観測者に期待です。それと、北海道….、網走付近に晴れ間がありますかねえ?
って書いているうちに、日本の彗星観測者たちのメーリングリスト comet-obs ML にハワイ島からの速報の観測データが投稿されました。
さらに、今OAA彗星課メーリングリストにも衝突の瞬間のアニメーション画像が投稿されました。
天文学者たちも「ぶつけてみないとわからない」と一様に言っていたので、貴重な成果が期待されています。
日本からハワイなどに観測に出かけている彗星観測者が何人かいるので、のちほど詳しい様子が伝えられることと思います。
NHKはハワイのスバル望遠鏡にハイビジョンカメラを装着して観測しているはずなので、今ころ大急ぎで編集作業していると思います。NHKの番組にも注意してください。
高知県ランキング
上のバナーをポチッと押していただくと著者が元気になりますのでよろしくお願いします。
静岡大学人工衛星STARSプロジェクトを技術面で応援しています。芸西天文台(高知県立芸西天文学習館)で天体観測。小惑星2個発見。一般公開では星空案内も。彗星軌道計算ソフトOrbitLife公開中。流星自動観測/ラズパイ/電子工作/2アマ/PENTAX/ドローン。MPC Obs Code D70.