まだ明るいうちにSさんが西の空に木星を見つけ、Kさんの「一般の人には木星をみてもらいましょう」という言葉で一斉に導入しました。導入は簡単なのですが、北極星はまだ明るいことと、北方向一面に広がる雲のために見えないので極軸があってなくて、どんどんずれていきます。しかたないので、1分間隔で視野の修正を行いながら見ていただきました。
小学生と接することは二十数年ぶりのことですが、反応が面白いですね。すごく不思議なものを見る感じでぼーーっと見ている子供、いくら熱心に説明してもほとんど反応をしないように見える子供、目をランランと輝かせてはしゃぎまわり猛烈な勢いで質問攻めにしてくる子供…..。大人以上に個性が豊かです。望遠鏡を覗く前の表情、説明を聞きながら観望している最中の表情、望遠鏡から目を離した後の表情……。木星の様子よりも子供の豊かな感情の変化の方が心に残りました。
(続く)
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静岡大学人工衛星STARSプロジェクトを技術面で応援しています。芸西天文台(高知県立芸西天文学習館)で天体観測。小惑星2個発見。一般公開では星空案内も。彗星軌道計算ソフトOrbitLife公開中。流星自動観測/ラズパイ/電子工作/2アマ/PENTAX/ドローン。MPC Obs Code D70.
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