大接近中のシュワスマン・ワハマン第3彗星のG核

 シュワスマン・ワハマン第3彗星の5月3日の観測の続報です。
 実は3日は0時に起きて観測地に向かう予定でしたが、思いっきり寝過ごして2時30分に起きてしまいました。観測地に行くのに40分かかります。望遠鏡を組み立てて撮影機材をセットし、精密に調整するのにさらに40分ほどかかります。撮影開始は4時ころになりそうですが、そのころから明るくなる計算なので絶望視していました。でも機材の調子が良く、調整が迅速にできました。それに彗星が明るいので露出時間は10秒とか30秒で大丈夫なので、追尾エラーや風の影響で何度も撮りなおすようなことがなかったので、短時間に10枚の画像を撮像できました。

 下の画像はシュワスマン・ワハマン第3彗星から分裂した3番目に明るいG核の移動の様子です。左上(北東)に向けて移動しています。この間わずか6分です。
 明るさは14.5等なので、暗い空で直系40cm以上の大きな望遠鏡でないと見ることはできません。しかし、デジカメや冷却CCDカメラなら20cm程度の望遠鏡で楽に写す事ができます。
 もっと長時間露出をかければきれいな画像になりますが、寝過ごしたので時間がありませんでした(オハズカシイ)。


シュワスマン・ワハマン第3彗星のG核
2006年5月3日 4時12分51秒から4時18分26秒
3枚をアニメーション
各30秒露出
20cm f/6.3シュミットカセグレン望遠鏡に冷却CCDカメラBT-10で撮像


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