飛行機は好きなのでよく空港に行きますが、こんなのは見たくはないし、乗りたくも無い、まして操縦なんて。
ドイツのハンブルクの空港に着陸しようとしたルフトハンザ航空のエアバスA320が着陸寸前に強風にあおられて、墜落寸前で回避した映像が流れました。
もともと強風だったのにかなり無理して滑走路に降下してきました。
航空機がかなり右を向いているのは右方向から風が吹いているからです。これは正しい操縦で、こういう風景は良く見かけます。右を向いていても航空機はちゃんと滑走路の上を真っ直ぐに飛びます。船と同じですね。着陸直前には機体を滑走路に対して真っ直ぐになるように立て直します。
着陸直前に機体を滑走路に対して真っ直ぐにした瞬間に右方向から異常に強い風が吹いて機体が左に傾き、左の主翼が滑走路に接触しました。
どうにか機体を建て直して着陸しようとするパイロット。しかし滑走路の左端まで流されてしまい、危険な状況に。その直後にゴーアラウンドを決断し、エンジンをフルパワーにしていることがわかります。ギリギリのところで機体は浮かび上がり、再びゆっくりと上昇していきました。
あんな状況になったら、ふつう、フルパワーにしても浮かび上がらないと思うのですが、かなり強い向かい風が味方してくれたのでしょう。
突風が吹くのがあと1秒、いや0.5秒遅かったら大惨事になっていたかもしれません。
あの状況からゴーアラウンドできた機長の操縦技術はすばらしかったかもしれませんが、ベテラン機長がゆえに自分の経験を過信していたのかもしれません。
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静岡大学人工衛星STARSプロジェクトを技術面で応援しています。芸西天文台(高知県立芸西天文学習館)で天体観測。小惑星2個発見。一般公開では星空案内も。彗星軌道計算ソフトOrbitLife公開中。流星自動観測/ラズパイ/電子工作/2アマ/PENTAX/ドローン。MPC Obs Code D70.