今夜はベントカセグレン焦点に35mmフィルムカメラを取り付けて撮影し、星像の確認を行いました。手元のハンドコントローラでは望遠鏡の向きを変えることができないため、関勉先生がカメラのファインダーを眺め、私が制御用コンピュータを操作し、カメラの中央に天体を導入しました。
ハンドコントローラではピントの調整しかできないのです。これでは天体を中央に導入するのに2人がかりでやならいと能率が上がらないので、ハンドコントローラで微調整ができるよう改良して欲しいところです。
カメラを覗きながらハンドコントローラでピント調整する関勉先生
関先生がアマチュア用望遠鏡の背中に乗っているファインダーを改造したものをカメラの光学ファインダーに押し付けています。これはファインダーの中の小さな星像を拡大することでピント調整の精度を高めるための工夫でした。
ピント調整中の関勉先生
この夜は、いくつかの明るい彗星を試験的に撮影しましたが、ごく淡い雲に全天が覆われたりしたので能率は上がりませんでした。
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静岡大学人工衛星STARSプロジェクトを技術面で応援しています。芸西天文台(高知県立芸西天文学習館)で天体観測。小惑星2個発見。一般公開では星空案内も。彗星軌道計算ソフトOrbitLife公開中。流星自動観測/ラズパイ/電子工作/2アマ/PENTAX/ドローン。MPC Obs Code D70.