昼間の金星観望会に駆けつけました

 12月19日は川之江天文クラブのメンバー5人が、えひめ星空キャラバン隊隊長の竹尾さんと新田公園で合流して子供たちに昼間の金星を見せるのだという案内をもらったので、私も駆けつけました(ゲスト扱いですが)。
 竹尾さんとは初めてお会いしました。
 立て看板と幕は竹尾隊長が作成したものらしいです。夜でも見られる特殊塗料を使っているのだとか。私が到着したときにはすでに下の写真のようにほぼ準備が完了していました。


時間をかけて金星に望遠鏡を向けるメンバー

 金星を見せると言っても、昼間のことですから望遠鏡を合わすための北極星も見えないし、金星だって肉眼ではなかなか見られません。どうやって望遠鏡に金星を導入するのだろうかと見ていたら、方位磁針や地質調査に使うときの計器類で望遠鏡のセッティングを行ってから、ファインダーで金星のある付近を捜しまわって導入していました。なかなか大変そうでした。
 でも、導入に苦労した甲斐があって、観望会は下の写真のような様子で、小学生たちの反応はなかなか良かったです。


望遠鏡で昼間の金星を観望する小学生たち

 望遠鏡は比較的倍率の高いニュートン反射望遠鏡から、双眼鏡のように低倍率のものまで準備されていて、倍率による見え方の違いを楽しむことができました。
 これらの機材はすべてメンバーが所有するもので、諸費用もすべてメンバー負担で行っています。星を見に来てくれた人が感激したり、驚いたり、何かを感じて反応してくれたりすると、開催した方も嬉しくなりますね。本当に小さな集まりではありますが、喜びを共有した子供たちの数は着実に増え続けています。これからも子供たちの好奇心をどんどん刺激し続けてくれることでしょう。

 金星観望会の後は久保さんの仕事場の中にある秘密基地(!)に行って、鍋を突っつきながらの交流会と言う飲み会です。これがまた盛り上がったのですが、また「ひとりごとが長い」と言われるので、この辺でおしまいにします。



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