彗星軌道計算プログラム(OrbitLife)に、軌道計算しながら軌道図が同時に表示される機能を追加しようと思いながらはや数年。今年ものこり4ヶ月しかなくなってきたのでそろそろ気合い入れてバージョンアップ作業しないといけません。今年はとにかく軌道図の機能を追加しようと思います。
とりあえず、軌道要素を入力すると軌道図が表示されるテストプログラムを作成しています。
やっとそれらしい軌道図が表示されるようになり、自由に角度を傾けて、いろんな角度から眺められるようになりました。3次元空間をぐるんぐるん回転させるのは大変です。3次元の座標変換プログラムなんか大昔(まだMS-DOSだった時代)作ったきりだし、行列式の計算順序すら忘れかけていたので、線形代数の教科書をしばらく読んでやっと思い出しました(2週間で忘れてしまいますが)。
作っているうちに、黄道面の北側の色と南側の色を変えた方がわかりやすいだろうとか、彗星軌道の傾きを直感的にわかるようにしたいとかいろいろやったので、時間がかかってしまいました。
下はテストプログラムの開発中の画面です。
やっとそれらしい軌道図が表示できたと言っても、まだ放物線軌道しか表示できません。楕円軌道や双曲線軌道はこれから開発しないといけませんが、ここまでできたらあとは早いと思います。
テスト版が完成したら、それをクラスライブラリ化して、軌道計算プログラムに組み込むという順序になります。
でもその前に、ちょっと画面が安っぽいのでもっとかっこ良くしたいですねえ。 つるちゃんのプラネタリウムの3D太陽系みたいなのが良いかな(つるちゃん(さん)元気だろうか?)。
Microsoft Windowsは画面制御がむちゃくちゃ複雑なので、いつも大格闘します。どうにか年末までに実装して公開したいと思います。
まだ他にも追加したい機能はたくさんあるのですが、その話はまたいずれ。
高知県ランキング
上のバナーをポチッと押していただくと著者が元気になりますのでよろしくお願いします。
静岡大学人工衛星STARSプロジェクトを技術面で応援しています。芸西天文台(高知県立芸西天文学習館)で天体観測。小惑星2個発見。一般公開では星空案内も。彗星軌道計算ソフトOrbitLife公開中。流星自動観測/ラズパイ/電子工作/2アマ/PENTAX/ドローン。MPC Obs Code D70.
6 comments for “軌道図の機能を追加中”