星雲・星団

M1星雲の眼視観望と写真のイメージの違い

先週の「芸西天文台冬の天文教室」が終わった後、天文台の上の丘で星景写真を存分に撮影した後ドームに入ってみると、O講師がM1星雲に向けて口径70cm反射望遠鏡の背中に乗っている15cm屈折望遠鏡に小型のCCDカメラを装着してM1星雲を撮ってい…

赤い長方形をしたHD 44179星雲の撮影に挑戦

 天体というと、多くは丸またはそれに近い形状をしているか、不規則な形状をしているものですが、今回は「赤くて四角い」という極めて珍しい天体のお話です。  まず下の天体写真をご覧ください。明るい恒星を中心に四角錐になっているように見られます。こ…

ちょうこくしつ座のNGC 253を撮ってみました

 南に低い、ちょうこくしつ座のNGC 253という非常に大きな銀河を撮ってみました。ほぼ南中した23時10分前後の撮影です。南中したと言っても30度程度なので、大気の影響を大きく受ける低い位置です。  この日は大気が安定していたようで、恒星…

ステファンの五つ子

 今日の画像はペガスス座の方向約3億光年にあるヒクソン・コンパクト群92です。『ステファンの五つ子』という方が一般的です。  この銀河はもっとも好きな銀河で、私の個人の機材(20cmシュミットカセグレン望遠鏡と冷却CCDカメラ)でも以前撮っ…

コーン星雲は大きい

 オリオン座やおおいぬ座、いっかくじゅう座が早い時間に昇ってくる季節になりました。一年前に撮ったいっかくじゅう座のコーン星雲の画像があったので掲載します。  オリオン座のベテルギウスから東(左)に少し離れた付近にある散光星雲です。白ぽい部分…

やっぱり龍に見える

 昨夜から徹夜で観測して明け方にりゅう座の星座写真を撮ろうと芸西天文台までは行ってたんですが、天気があまり良くないので帰ってきました。っでなにか龍を連想させる画像はないかとパソコンの中を探し回っていたら、ありました! ^o^v  宇宙を駆け…

NGC 1097の中心部を写してみました

 この季節、20時ころに南中する星座に『ろ座』という暗い星ばかりの星座があります。赤緯がマイナス30度と南に低い星座ですが、そこに光度が約10等で視直径が9.3’という結構大きな銀河があるので写してみました。  NASA/JPL…

青い雪だるま星雲の拡大撮影

 芸西天文学習館の70cm反射望遠鏡の眼視観望装置に拡大撮影アダプターを取り付けて、NGC 7662(青い雪だるま星雲)を撮影してみました。下の画像はNikon D700で60秒露出した画像です。眼視で眺めると少し青いかなという感じの、非常…

おおいぬ座の衝突銀河NGC 2207 + IC2163を撮ってみました

 おおいぬ座にある衝突銀河の画像です。撮像したのは1月8日の非常に寒い夜でした。冬の夜は透明度が良くて、肉眼では星がキラキラと輝いて美しいです。しかし、望遠鏡ではこのキラキラが良くないのです。キラキラするのは大気が乱れていて、星が激しく揺れ…

M103と真っ赤な星

 カシオペヤ座にある散開星団M103を写してみました。この星団は結構カラフルで、白い星を中心に、少し青白い星があり、黄色から赤にかけての星が多くあります。 M103(カシオペヤ座の散開星団)  上の画像を眺めていたら、中央の明るい恒星から真…

結構カラフルなM37散開星団

 ぎょしゃ座の散開星団M37を撮ってみました。写野が狭いので(横方向が25’角)ぎりぎり収まっているという感じです。それでも中央部に恒星が集まっているので散開星団の雰囲気は出ています。白い星や黄色い星、所々に真っ赤な星が写ってい…

ゴーストかと思った惑星状星雲

 ぎょしゃ座からふたご座、オリオン座からおおいぬ座、そしてとも座と冬の天の川が淡く流れているのですが、その周辺にはいくつかの散開星団があります。芸西天文台の望遠鏡は焦点距離が5000mmもあるので、散開星団を撮っても、一部分部しか視野に入り…

NGC 6543 キャッツアイ星雲を撮ってみました

 8月1日は芸西天文学習館で「夏の天文教室」が行われ、大成功に終わったことはすでに書きましたが、その後一人ドームに残って月が出るまでの短時間撮影を行いました。  芸西としては大気が大変良好な夜だったので、なにか21等級の彗星の撮像に挑戦して…

M20三裂星雲を撮ってみました

 天の川が見やすい季節になりました。20時30分になると空はすっかり暗くなり、天頂から南の空にかけて夏の天の川が見えています。  下の星図は8月8日20時30分ころの様子です。中央のいて座付近の白く見える部分が天の川の一番濃い部分です。この…

ハッブルの変光星雲をカラーで撮ってみました

 11月17日にはいっかくじゅう座の特異変光星の話をしましたが、今日もいっかくじゅう座にある天体です。ハッブルの変光星雲の名前がついている反射星雲です。この天体は濃いガスの集まりですが、その形が微妙に変化することから、変光星雲といわれていま…

エスキモー星雲をLRGB合成してみました

 このところ芸西天文学習館(芸西天文台)で撮像した画像をカラー合成しています。芸西天文台にある観測用の冷却CCDカメラは白黒です。これは観測目的に応じて適切なフィルターを装着して撮像しなければならないので、色フィルターの付いていない白黒のカ…

天体画像もお化粧しだい

 芸西天文学習館(芸西天文台)で撮像した銀河や星雲の画像をウェッブページで公開していこうと思い、画像処理の練習をしています。  画像にはいろいろ余計な光が入り込んでいるので除去したり、トリミングしたりしないといけませんが、まずまずの画像が得…

「餌をついばむ鳥」NGC 6745を撮像してみました

 こと座にあるNGC 6745という系外銀河をご存知でしょうか。でもハッブル宇宙望遠鏡(以下HSTと書きます)が写した「餌をついばむ鳥」といえば思い出す人もいるでしょうね(日本語での解説はAstroArts天文ニュースをご覧ください)。下の…

球状星団は不思議な天体です

 ちょうこくしつ座とくじら座の境界付近にある球状星団 NGC 288を写してみました。8等級とかなり明るいのにメシエは気づかなかったのかな?球状星団は眼視で眺めると一瞬大きな彗星のように見えてどきっとします。  こんなに一箇所に恒星が集中し…

カラー合成に挑戦!こと座のM57惑星状星雲

 14日夜は透明度も良好でしたが、上空に寒気がやってきたのか、セーター1枚では結構寒かったです。 初めてLRGB合成なる技を使ってカラー画像を作成してみました。どうでしょうか。精度の高い追尾システムを持ってないので、わずか1分露出を10枚撮…

NGC 7139は白黒だと見栄えがしないなあ

 超新星2004etを写したついでに、すぐ近くにある惑星状星雲NGC 7139に望遠鏡を向けてみました。カタログには13等と書かれているのですが、とても13等には見えません。1分露出ではほとんど写らなかったので、試しに3分露出をかけてみまし…

M20三裂星雲を撮ってみました

 午前4時、強い風の音で目が覚めました。  台風6号は午前7時現在、965hpa 35m/sと強い勢力を保ったまま高知県の南海上に迫っていて、雨の量は比較的少ないのですが、風の音が途絶えることなく連続的に鳴っています。予報では高知県を直撃し…

Windows 2000が不調です

 テレビが何年も前から壊れているので、パソコンでテレビを見たりCD-RやDVDに記録できるように、外付けのテレビキャプチャ装置を借りてきたのですが、これに添付のソフトを何種類かインストールした直後からNorton Internet Secu…

風邪を引いているのに観測しました

 宇宙のパワーを全身に浴びて風邪を治そうと思い、久しぶりに観測をしました。6つの彗星を観測し、余った時間にいくつかの星雲を撮像してみました。しし座付近の星雲を適当に写していると、かっこいい星雲に出逢いました(下の画像)。NGC 5746です…

RGBカラー分解撮像に挑戦してみました

 望遠鏡と冷却CCDを接続するためのリングを切断したので、フィルターボックスを間に挿入しても1400mmでピントが合うようになりました。早速M3球状星団(りょうけん座、うしかい座、かみのけ座の境界付近にあります)を教材に、RGB分解撮像して…

M78星雲の近くに新しい星雲が発見されました

 ウルトラマンの故郷として覚えている人も多い、オリオン座のM78星雲のすぐ近くに新しい星雲が現れたことはもうご存知の方も多いと思いますが、近いうちに消えてしまう可能性もあるので急いで撮像してきました。この位置には赤外線を放射する天体が知られ…